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丸亀町グリーンに障害者アート使う休息空間 瀬戸内国際芸術祭2025と連携

作品「Arts Around Green(アーツ・アラウンド・グリーン)」を手がけた片岡健さん(中央)

作品「Arts Around Green(アーツ・アラウンド・グリーン)」を手がけた片岡健さん(中央)

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 アートプロジェクト「Arts Around Green(アーツ・アラウンド・グリーン)」が8月1日、高松・丸亀町グリーン「けやき広場」で始まった。

作品が展示されたけやき広場

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 「ヘラルボニー」(盛岡市)がプロデュースし「瀬戸内国際芸術祭2025」の香川県内連携事業「くるりアートかがわ」の一環として行う。香川県在住の片岡健さんの作品が描かれた布をつり、「乃村工藝社」(東京都港区)が製作した「Napping Chair(ナッピング・チェア)」も設置している。

 ヘラルボニーの伊藤琢真さんによると、プロジェクトコンセプトは「ここにいていい」「ちょっと休んでもいい」と感じられる「心の居場所作り」。片岡さんの作品がつくる影の下にベンチやいすを配置することで「買い物やまちを歩く合間に一息つけるような場所を作った」と伊藤さん。親子連れでの買い物のハードルを下げたいと考えて置いたというナッピング・チェアについては「柔らかい素材で子どもが横になれる大きさ」と説明する。

 観覧無料。8月31日まで。伊藤さんは「当社は、障害のイメージを変え、福祉を起点に新たな文化の創出をアートで目指し、障害のある人の作品を障害の有無に関係なく『アート』として楽しんでもらえるよう展示している。今回の作品を通して、丸亀町グリーンが障害の有無を問わず『誰でも来ていい場所』だと感じてもらえたら」と話す。

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