
香川県内のボランティア団体が集まるイベント「みんなでみんなの和い輪い会」が8月9日・10日の2日間、高松・瓦町FLAG(高松市常磐町1)8階で開かれた。
アレルギーの原因となる食材のカード合わせゲームを出展した「香川食物アレルギーの会」=高松・瓦町FLAGで「和い輪い会」
高松でボランティア活動の理解と関心を深め育成援助を行うことを目的に活動する「高松ボランティア協会」を中心とした「みんなでみんなの和い輪い会実行委員会」と高松市が共催で開く同イベント。2014(平成26)年から毎年開催し、今年で11回目を迎える。イベントには香川県内でボランティア活動を行う16団体が参加、ワークショップやゲームを通してそれぞれの活動を紹介した。参加団体が互いのブースを回り、交流する姿も見られた。11月22日・23日にも同じ場所でイベントを開く。
家族で会場を訪れた高松在住の浅田一平さんは「義理の母が点字に興味があることや息子が食物アレルギーがあるため、今回参加した。点字は初めて触れたが想像以上に読み取るのが難しかった。息子は小麦アレルギーがあるので日頃食物は気にすることも多いが、それ以外にも多くの食物アレルギーがあることを知った」と話していた。
実行委員会委員長で高松ボランティア協会副会長を務める出射隆文さんは「皆で交流し、人の和と輪を広げていく会にしたいと、この名前を付けた。ふだん、ボランティア団体は自分たちで活動をしていて団体同士が交流することはあまりないので情報交換の場にしてもらえれば。参加団体の方とも協力しながら発信し、ボランティア活動の輪を広げていければ」と話す。