
海を題材にした子どもたちの作品展「モアナ水族館」が8月24日、児童発達支援・放課後等デイサービス事業所「Ria Kids Coa(リアキッズコア)」(高松市東ハゼ町)で開かれた。
「Ria Kids(リアキッズ)」「Ria Kids Noa (リアキッズノア)」「Ria Kids Coa(リアキッズコア)」の3クラスで合作したジンベエザメ
同施設を運営する「Moa(モア)」が主催。併設する「Ria Kids」(東ハゼ町)や「Ria Kids Noa(ノア)」(三条町)に通う子どもたちの作品も展示した。開催は4回目で、昨年から一般公開を始めている。
今回は80人の子どもたちが出展。ちぎり紙を貼り付けて作ったジンベエザメや水彩絵の具で描いた魚、画用紙で作った海の生き物などを並べ、別室では夜の海をテーマにした作品で室内を飾り付けた。当日は、自分の作品を見つけてうれしそうに指さす子どもや、作品を写真に収める保護者の姿が見られた。
施設代表の佐藤杏奈さんは「通っている子どもたちは周囲から『できない』と思われたり言われたりすることが多く、『できない』のが当たり前になってしまっている。小さなことでも『できた』と自信を持つきっかけになればと作品展を始めた。昨年から一般公開し、保護者からは『こんな作品が作れるんだ』と驚きや喜びの声が寄せられている。大きな子どもたちの作品を見て、自分の子もこんな作品が作れるようになるんだと希望を持ってもらえる」と話す。
「モアナ」はハワイ語で海を意味する。佐藤さんは「愛を持って海のように広く深く子どもたち一人一人を受け止め、ありのままで自由に泳げる世界をつくりたいという思いを込めている。今後も作品展を通じて子どもたちの可能性を広げていきたい」とも。