全国のスポーツカー愛好家が集まる「西日本スポーツカーフェス2025」が9月13日、イオンモール高松（高松市香西本町）の南側平面駐車場で開かれた。

世界に197台しかない2代目スカイラインGTR（通称ケンメリ）など往年のスポーツカーも出展した

　主催はスカイラインやGT-Rのオーナーを中心に全国規模で活動する愛好家団体「ARC（ALL R’s CLUB）」。会場には日産GT-RやフェアレディZ、トヨタ86など約170台のスポーツカーが並び、多くの来場者が訪れた。普段は目にする機会が少ない希少車両を間近に見ながら、オーナーとの交流を楽しむ姿が見られた。

　特設ステージでは、キッズダンスや香川を拠点に活動するアイドルのパフォーマンスに加え、車に関する動画を配信するユーチューバー「きぃ」さん、「蛇女」さん、「なっちゃん」さんによるトークイベントも展開。動画投稿を始めたきっかけや愛車の紹介などを語り、来場者を盛り上げた。

　四国でも会員による小規模なオフ会は開かれてきたが、地域を越えてこれだけの台数や人数を集めての開催は初めてという。ARC西日本グループ副リーダー・四国リーダーを務める住田真司さんは「若い世代の車離れが進み、スポーツカーを製造するメーカーも減っている。そんな中でも生産を続ける自動車メーカーを応援したい。今後も中四国でイベントを開き、スポーツカーの魅力や走る楽しさを次世代に伝えたい」と話す。