
高校生双子アーティスト「Taichi&Shota」による個展「ふたご展 vol.2 ~ぼくたちをつなぐいきものたち~」が10月4日、丸亀町グリーン(高松市丸亀町)西館2階の特設会場で始まった。
共に自閉スペクトラム症を抱える一卵性双生児の泰一(たいち)さんと祥大(しょうた)さんは現在高校2年生。これまで数々のアートコンクールで入賞し、今夏には日本テレビ系「24時間テレビ48」内のチャリティーオークションにも作品を出展するなど、活動の幅を広げている。
今回の個展では、「ぼくたちをつなぐいきものたち」をテーマに、新作を含む約50点を展示。今年夏に手がけた「しろとり動物園」(東かがわ市)の看板原画も公開する。会場では、作品を抽選販売するほか、Tシャツ(3,850円)やポストカード(250円)などのオリジナルグッズも販売する。期間中の土曜・日曜には2人が在廊し、来場者は制作の様子を間近に見ることができる。
展示構成を担当した安宅レオウさんは「カラフルに描く動物たちを通じて、家族や友人、応援してくれる人々とのつながりを表現している。会場では、外から入ってきた人の視線を意識して大きな作品を正面奥に配置するなど、印象に残る空間づくりを心がけた」と話す。
開催時間は11時~20時。観覧無料。今月19日まで。