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香川県立アリーナ、「世界で最も美しいアリーナ」に ユネスコ建築賞で選出

あなぶきアリーナ香川

あなぶきアリーナ香川

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 香川県立アリーナ「あなぶきアリーナ香川」(高松市サンポート)がユネスコ本部「ベルサイユ賞」の「世界で最も美しいアリーナ」の一つに選出された。11月10日、発表があった。

今年4月行われたプロジェクションマッピングの様子

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 ベルサイユ賞は、2015(平成27)年にユネスコ本部(国連教育科学文化機関)で創設された建築賞で毎年、世界の優れた建築物やインテリア等を表彰している。アリーナ部門「The World's Most Beautiful Arenas2025」では2024年1月~2025年6月30日に新設または改修された施設を対象に、同施設を含む6施設が選出。今年12月にはこの中からさらに最高賞であるベルサイユ賞(Prix Versailles)をはじめ、インテリア特別賞、エクステリア特別賞が授与される。

 主催する世界ベルサイユ賞機構は同アリーナのデザインと機能性を高く評価。受賞を受け、池田豊人香川県知事は「今年2月の開館後、これまでにない大規模なイベントの開催が可能となり、多くの方に来館いただいている県立アリーナが建築という観点からも高く評価されたことを大変うれしく思う」と話す。「今回の選定が国内外のより多くの方々に香川県の魅力を知ってもらい、本県のより一層の活性化につながるきっかけになれば」とも。同機構の評価は以下の通り。

 「香川県立アリーナから発する詩情が、空間をまとまりのある独自の景観へ変貌(へんぼう)させた。瀬戸内海を望み、高松駅や港に近接するこの開放的な建物は、既存の広場、公園、港を一体化し、街と海をつなげている。水上からも陸上からも見える調和に満ちた3つの建物は、水平線に浮かぶ小さな島々のシルエットを思わせる、柔らかくうねる1つの屋根の下でつながっている。壁のない競技場は、観客席が柔らかな境界となり、社会的な交流を促進する」。

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