サンポート高松と高松中央商店街を直接結ぶ「まちなか直行バス」の運行社会実験が2月1日に始まった。
香川県が主体となって行う同実験。官民の施設整備が進むサンポートエリアのにぎわいを中心市街地全体へ波及させるのが狙い。歩行者の移動を支援し、街の回遊性と滞在性の向上を図るための取り組みとして、既存のバス停を利用して運行する。
運行ルートはJR高松駅前バスターミナルを起点に、「三越前」「丸亀町参番街」を巡回。右回り(高松駅~三越前~丸亀町参番街~高松駅)と左回り(高松駅~丸亀町参番街~三越前~高松駅)の両方向きで運行する。
運行時間は10時~20時で、20分間隔で1日計30本を運行。高松駅発の最終便は19時40分となる。1時間当たりの運行本数は、右回りが1本、左回りが2本。運行はことでんバス(高松市朝日新町)が担う。
車両には、両地点のつながりを象徴する「∞(無限大)」をシンボルにしたラッピングを施した。側面には香川県立アリーナや高松シンボルタワー、丸亀町商店街のガラスドームのほか、うどんや盆栽などの名産品、ことでんのキャラクター「ことちゃんファミリー」を描き、買い物や観光を楽しむ雰囲気を演出する。
運行開始初日の1日、JR高松駅バスターミナル2番乗り場前でキックオフセレモニーが行われた。10時発の第1便の乗客にはノベルティーバッグが配布され、多くの家族連れや買い物客らがラッピングバスに乗り込んだ。
香川県都市計画課課長補佐の桃田尚紀さんは「高松駅と中央商店街の間に心理的距離を感じるという声が寄せられていた。近年、サンポート高松には香川県立アリーナも完成し、新たなにぎわいが生まれている。その勢いを街全体にも波及させたい」と話す。
「今回の実証実験のメインターゲットは観光客やインバウンド層など、外部から高松を訪れる人々。歩いて楽しいまちづくりの一助として始めた。親子連れや旅行客など多くの方に利用してもらい、高松の街を見て回ってほしい」と呼びかける。
運賃は、大人=200円、子ども・障害者=100円。運行期間は7月31日までを予定する。