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高松・田町警備派出所が解体へ 「ポリ裏」で親しまれ70年、歴史に幕

解体が決まった「高松北警察署田町警備派出所」

解体が決まった「高松北警察署田町警備派出所」

 南新町・田町・常磐町の3つの商店街が交わる「高松南部三町ドーム広場」内に立つ「高松北警察署田町警備派出所」(高松市田町)の解体が決まった。

「ポリ裏」と呼ばれて親しまれてきた派出所裏の広場「4町パティオ」

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 同派出所は1956(昭和31)年の設置以来、約70年にわたり地域の治安を見守ってきた。近年は警察官が常駐しない時間帯が増え、300メートル離れた「高松北警察署瓦町駅前交番」(瓦町2)が管轄をカバーする形となっていたことから、実質的な役割が低下していた。

 香川県警本部地域課の辻貴也さんによると、地元商店街などからは1996(平成8)年ごろから撤去を求める要望が出ていたという。1998(平成10)年には一時、治安の悪化などを懸念して存続する方向で落ち着いたが、その後も議論が続いていた。今回、地元商店街から「この場所をイベント会場など、人が集まる場所として活用したい」という強い要望があったことや、瓦町駅前交番による管轄が可能と判断されたことから、撤去が決まった。工事は早ければ2月中旬から4月まで行う予定で、跡地は今後、商店街がイベントスペースなどとして活用する予定。

 派出所裏の広場「4町パティオ」は高松市民に「ポリ裏」と呼ばれ親しまれてきた。長年、まちを見守ってきた派出所の解体に、SNSなどでは「ポリ裏がポリ裏でなくなってしまう」「街の風景も変わりそう」「待ち合わせ場所として使ってきたシンボルがなくなるのは寂しい」などの声が上がっている。

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