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高松・丸亀町商店街に「讃岐おもちゃ美術館」 香川の伝統通じて「木育」進める

開館のあいさつをする中橋館長(中央)

開館のあいさつをする中橋館長(中央)

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 「讃岐おもちゃ美術館」(高松市大工町)が4月25日、オープンした。東京・四谷にある「東京おもちゃ美術館」の姉妹館に当たり、NPO法人「わははネット」が運営する。

ダンスの振り付け講習を行うmimikaさん

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 施設内の遊具やおもちゃの大部分に木材を使用。まんのう町や塩江町など県産の木材も多く使われる。ままごとで遊べるうどん屋コーナーや、香川の名産品である讃岐かがり手まりや張子の虎を展示するなど、香川の伝統に焦点を当てたコーナーも用意する。

 初日のオープニングセレモニーでは、テーマソングを手がけた高松市出身のシンガー・ソングライター、mimika(ミミカ)さんによるライブとダンスの振り付け講習も行われた。mimikaさんは「歌詞には施設内のコーナーに使われた讃岐弁や香川の名産品なども盛り込んだ。ぜひ覚えて、歌ったり踊ったりしてほしい」と呼びかけた。

 中橋恵美子館長は「目指したのは0歳から100歳まで楽しめる場所。子どもたちが木に触れる機会を増やし、木に親しむ『木育』を進めたい。施設の随所に香川の伝統を感じられるような展示をしたほか、県内の宮大工『菅組』に依頼した『10分の1大師堂』などもある。ワークショップも用意し、遊びの中にも伝統を感じる場所にしていきたい」と意気込む。

 開館時間は、午前の部=10時~12時30分、午後の部=13時30分~16時(感染症予防対策のため入れ替え制)。木曜休館。入館料は、中学生以上=900円、6カ月~小学生=700円。小学生以下は保護者同伴が必要。

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