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菊池寛記念館でコレクション展「蔵出し 菊池寛」 生涯の直筆原稿展示

展示の様子

展示の様子

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 サンクリスタル高松(高松市昭和町)3階の研究閲覧室で9月11日より、菊池寛記念館の開館30周年を記念したコレクション展「蔵出し 菊池寛」が行われる。

貴重な直筆原稿が並ぶ

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 菊池寛は1888(明治21)年に現高松市で生まれ、「父帰る」「真珠婦人」などの作品で知られる作家。文学界へのさまざまな功績と、その生涯を紹介している菊池寛記念館は1992(平成4)年に開館し、今年で30周年を迎える。これを記念し研究閲覧室でコレクション展を開いている。

 場内では、普段は展示していない貴重な菊池寛の直筆原稿12点(1点複製)を展示。18歳から晩年までの菊池寛の筆跡の変化を閲覧できる。「郷土における菊池寛顕彰」も同時展示。菊池寛記念館をはじめ、菊池寛の銅像や百舌坂(もずざか)、菊池寛通りなど、高松にある菊池寛ゆかりの地を改めて紹介している。

 同展担当の槲田瑶子(くにぎだ・ようこ)さんは「『蔵出し 菊池寛』は、発表するためのものではなく、ただ自分が書きたくて仕上げた若い頃の小説から、文壇の大御所としての菊池寛、そして絶筆までを展示している。『郷土における菊池寛顕彰』は、見慣れた街並みをもう一度見返すきっかけにしていただければ」と話す。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入館無料(常設展示室は入館料が必要)。11月6日まで。

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