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高松市、「野良猫を増やさないため」のガバメントCF 支援金募る

「ふるさとチョイス」ホームページより

「ふるさとチョイス」ホームページより

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 高松市が現在、「飼い主のいない猫を増やさない! たかまつ with にゃんこプロジェクト」と題してふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」でガバメントクラウドファンディングを実施している。

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 市は、飼い主のいない猫のふん尿や鳴き声などによって、生活環境の悪化や住民間トラブルが発生するなど、社会問題になるとともに、野良猫として生まれた子猫が多数、保健所に保護・収容され、その多くが殺処分されている状況であることからプロジェクトを始めたとしている。

 支援金は捕獲した野良猫に市が指定する動物病院で不妊去勢手術を施し、再び生息地に戻す「TNR活動」の実施に充てられる。野良猫の繁殖を防ぐことで、ふん尿被害などの問題を緩和し、保健所の収容・殺処分数の減少にもつながるため、野良猫による問題の有効な対策の一つと考えられているという。

 高松市保健所生活衛生課の担当者は「保健所には、年間を通して非常に多くの野良猫が収容されている。それらの猫の命をつなぐため、新しい飼い主の方への譲渡やミルクボランティアなどの事業に積極的に取り組んでいるが、それでも殺処分せざるを得ない猫が多数いる。猫アレルギーのお子さんを抱えている親御さんや、野良猫によって車を傷つけられたり、農作物が被害に遭ったり、大変な思いをされている方もいる。かわいそうな猫を減らすとともに、苦しんでいる人たちが少しでも安心して生活できるよう、人と猫の調和のとれた共生社会を実現するための取り組みを行っていくことが私たちの責務」と話す。

 ふるさとチョイスの公式ホームページのほか、納付書による金融機関振込や窓口でも受け付けている。9月30日まで。

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