見る・遊ぶ

高松・常磐町のギャラリーで地元作家4人による展示会 公開制作も

会場の様子 作品を見ながらドリンクを楽しんだり作家と交流したりできる

会場の様子 作品を見ながらドリンクを楽しんだり作家と交流したりできる

  • 65

  •  

 高松のアートギャラリー「CENTER/SANUKI」(高松市常磐町1)で現在、香川在住の作家4人によるグループ展「EDIT/SANUKI #00」が開かれている。

アーティストの制作風景を目の前で見ることができる

[広告]

 昨年8月、東京・高松・香港で活動するクリエーティブカンパニー「DEGICO(デジコ)」がオープンした同施設。オープン後からアート展示やポップアップストアなど、さまざまな企画を行ってきた。今回の展示について、社長のイケダマサヤさんは「この場所を『香川の中心』にして、ここからどんどん発信していきたいと思いギャラリーを始めた。今回の展示はギャラリーのテーマである『アートやデザインといったクリエーションと地元企業をかけ合わせることで新たな価値を生む』ことに加え、この場所で地域の交流や異業種との共創を促し、ローカルの持つ魅力を解き放つことを目的にした。その過程を編集に見立てて『EDIT』と付けた」と話す。

 出展するのは香川在住のアーティスト、kuromaさん、Kazuma Sanoさん、ハシモトヒロコさん、カルロス・トレドさんの4人。会期中の金曜~日曜は週替わりで4人が公開制作を行い、作品も会場で展示。施設内のカフェで4人をイメージしたコーヒーも提供する。

 展示について、アートコーディネーターの牛込麻依さんは「この展示会をアーティストと来場者が一緒になって作り上げるものにしたいと考えている。会期中は定期的にギャラリーツアーを行うとともに公開制作中のアーティストと話ができるので、作品の意味を聞くことができるし、アーティストもそこから創作のヒントを見出すかもしれない。公開制作で作品ができていくと会場の雰囲気もどんどん変わる。何度でも足を運んで、さまざまな形でどんどん関わってほしい」と話す。

 今後について、イケダさんは「今回の展示のもう一つのテーマは『コミュニケーションの仕方を考える』。来た方には制作の模様を通して『こうやって作っているんだ』『こんなことを考えて制作しているんだ』というのを感じ取ってほしい。アーティストやデザインと地元企業をかけ合わせて、もっとかっこいいものやおいしいもの、良いものを作り発信していきたい。街が面白くなれば出ていく人もいなくなると思う。展示名の『#00』には今回を始まりとして、今後もこの取り組みを続けていきたいという思いを込めた。美術作品を置いて終わりでなく、香川を面白い街、無視できない場所にするために今後も活動していきたい」と意気込む。

 営業時間は13時~18時、火曜・水曜定休。入場無料。2月26日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース