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高松・庵治町で香川の写真家集団写真展 9人の視点で庵治町を切り取る

9人のカメラマンによる庵治町の写真が並ぶ会場

9人のカメラマンによる庵治町の写真が並ぶ会場

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 香川県を拠点に活動するカメラマン集団「セトグラファーF」による庵治町を題材にした写真展が現在、高松のライフスタイルショップ「AJI CIRCULAR PARK(アジ・サーキュラー・パーク)」(高松市庵治町)で開かれている。

異国風の色調にした写真や穴から庵治町の風景を切り取った写真など庵治町をテーマにした作品が並ぶ

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 展示について、同施設を運営する中商事の中貴史社長は「当施設は『循環』をテーマにした取り組みを行っている。その一環として、衣服製造の際に出た端切れや、0円で古着を販売する代わりに購入者が自分の服を置いていく『古着交換』なども行っている。端切れなどを買う方は一定数おり、それを見た時に、その人の見方によって同じものでも捉え方は変わると感じた。視点を変えるだけで新たな価値は生まれる。自分たちの住む庵治町をさまざまな切り取り方をしたら新たな価値や魅力が生まれるのではと考え、この写真展を開いた」と話す。

 展示では9人のカメラマンが作品を出品。庵治石と写真を組み合わせたもの、ドローンで撮影したもの、あえて霧の出ているタイミングを選び、屋島や五剣山が見えない庵治町の風景を撮ったものなど28点の作品を並べる。「庵治町街歩きクイズ」と題し、写真と同じ風景を撮影した写真をスタッフに見せることでオリジナルワッペンを進呈する。

 中さんは「庵治町は高松の東端に位置し高松市街からは遠く感じられるが、魅力もたくさんある場所。普段住む場所では魅力も見つけにくいので庵治内外の人に魅力を再発見してほしい。クイズなども通して庵治町を回るきっかけになれば」と期待を込める。

 開催時間は11時~18時。月曜・火曜定休。観覧無料。6月11日まで。最終日には出品しているカメラマンが同施設でポートレート撮影を行うワークショップや暗室で印画紙を使った絵「フォトグラム」制作のワークショップなどを行う。参加費は、ポートレート撮影=3,000円(1グループ)、フォトグラム=1,500円。

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