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高松市内40カ所で「たかまつ工芸ウィーク」 伝統工芸の魅力を多彩に発信

「kitahama blue stories」で開催中の「たかまつ工芸ウィーク作家展」の様子

「kitahama blue stories」で開催中の「たかまつ工芸ウィーク作家展」の様子

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 高松市内に現在、高松の多彩な伝統工芸の数々を「体感」できるイベント「たかまつ工芸ウィーク」が開催されている。

高松の北浜アリーにあるセレクトショップ「kitahama blue stories」

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 高松は古くから漆芸、染物、盆栽など、さまざまな伝統的工芸品の制作が盛んに行われており、市内のさまざまな場所を巡ることで、「未知の工芸と出合い、ものづくりや職人たちの技術を楽しむことができる」ようにした。

 期間中、高松市内の店舗や公共施設など約40カ所で高松の工芸に関連した展示販売会やワークショップ、講演などを展開する。

 ホームページでは、高松の工芸に出合えるスポットやイベント、ワークショップを紹介するほか、実際に購入できる店舗や施設を記したイラストマップも掲載している。併せて、SNSでも高松の伝統工芸の魅力を発信している。

 10月7日には、香川大学の学生やインフルエンサーを招待し、高松市城東町の宿泊施設「穴吹邸」(高松市城東町1)でキックオフイベントを開催。参加者は、「高松盆栽」「讃岐かがり手まり」のワークショップ、「庵治石サウナ」を体験したほか、「香川漆器」や高松市東部の庵治町・牟礼町でのみ産出される高級石材「庵治石」を使った一輪挿しなどを食器に見立てた展示を観覧した。

 セレクトショップ「kitahama blue stories」(北浜町)で同日から、高松工芸の作家10組の作品を集めた初の展示販売会「たかまつ工芸ウィーク作家展」も開催。漆、庵治石、盆栽、ガラス、のり染、保多織、手まり、菓子木型、組手などの高松工芸を代表する作品約200点が並ぶ。このほか、「四国ショップ88」「さろんぶるー」「TASUKI-Int.」「香川県漆芸研究所」など40カ所で工芸作家の作品を紹介する。

 実行委員会事務局の齊藤恭宏さんは「今回は公式インスタグラムでの情報発信を強化し、大学生が工房などに取材に行って若者目線での写真を撮影し、コメントの投稿に取り組んだ。SNSや公式ホームページに掲載したモデルコースを参考に、イラストマップ片手に店舗や施設を訪れて直接工芸品を見て、触れて、高松工芸の魅力を楽しんでいただければ」と呼び掛ける。

 11月7日まで。

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