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日常に寄り添う小さな妖精たち 高松で香川在住粘土作家の個展

香川在住の粘土作家「AZUSA takahashi(アズサ タカハシ)」さん

香川在住の粘土作家「AZUSA takahashi(アズサ タカハシ)」さん

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 香川在住の粘土作家「AZUSA takahashi(アズサ タカハシ)」さんの個展「BE TOGETHER」が5月21日、ギャラリー「Make Merry Gallery(メイクメリーギャラリー)」(高松市田町)で始まった。

果物や野菜などさまざまなかぶり物をした「妖精」が並ぶ

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 樹脂粘土て親指サイズのオリジナルキャラクター「妖精」を作るAZUSAさん。今回はキーホルダーや座り人形、イヤリングなど200点の作品を展示販売する。これまで制作してきた透明のトレーに具材を詰め合わせる「ミニ弁当セット」に今回初めて自分で具材を選んで詰め合わせるセット(3,500円)も用意する。

 AZUSAさんが妖精シリーズを作り始めたのは専門学校の文化祭がきっかけだという。「粘土で作品作りをしていたら文化祭で作品を出品してはどうかと勧められた。何かオリジナルのキャラクターを作りたいと思った時に高校生の頃、妖精のように小さなおじさんを見かけたことを思い出した。『あれは何だったんだろう。もし小さなおじさんが現実にいたらきっと面白いだろう』と思い、作品を作り始めた」と振り返る。「自分が見た小さなおじさんはもう少しリアルだったが、妖精たちは以前飼っていたフレンチブルドッグのフォルムや表情からインスピレーションを受け、下膨れの顔にぽっちゃり体型の丸いフォルムにしている」とも。

 同ギャラリーとの親交は15年以上にわたり、ギャラリーが現在の場所に移転した際の最初の展示もAZUSAさんの個展だったという。今回の展示について「当たり前のものを当たり前に思わず特別に思うことができたら日々の何気ないものも大切に思える。日常に寄り添い、日々を特別なものにしたいと作品を作り続けている。小さい妖精に目を向けることで、それまで気付かなかった何気ないものに目を向けるきっかけになれば」と話す。

 開催時間は12時~17時。入館無料。今月25日まで。

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