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虹色の電車がまちを駆ける ことでんが子どもたちの絵で彩る電車運行

子どもたちが描いたラッピング車両(写真撮影=上保昂大)

子どもたちが描いたラッピング車両(写真撮影=上保昂大)

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 「ことでん」こと「高松琴平電気鉄道」(高松市栗林町2)が7月1日、琴平線で子どもたちが絵の具で描いた作品をラッピングした電車の運行を始めた。

子どもたちが手や全身を使って描いたペイントが車両を彩る

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 ラッピングを施したのは琴平線1209号車・1210号車。電車は琴平線を7カ月間、1日最大20本運行する。

 香川県多度津町出身のアーティスト・新宅百絵さんがラッピングを主導した。新宅さんは全身を使いアクリル絵の具で作品を描く親子向けワークショップ「絵の具であそぼう」を全国で開いており、4月に仏生山町の琴電仏生山車両所(仏生山町甲)で子どもたちによる電車車両ラッピングのワークショップを開いた。

 新宅さんは「香川で『絵の具であそぼう』を始めて10年。地元への感謝の気持ちを込めて自主企画で行った。子どもたちの絵で電車をラッピングするのは2019年から構想していたので実現できてうれしい」と話す。

 作品について「子どもたちが手足や全身を使って上手下手にとらわれず自由に描いた。虹色の海や空、銀河を思わせる世界に生き物や乗り物、手形、足形などが散りばめられている。子どもたちが夢中になって一生懸命に遊び、描いた時間が詰まった作品となっている。見る人、乗る人が元気になれば」とも。

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