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綾川町で住民手づくりの七夕イベント 地元産品や音楽ステージにぎわう

子どもたちが作ったパンやお菓子を販売する「子ども商店」が置かれた

子どもたちが作ったパンやお菓子を販売する「子ども商店」が置かれた

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 綾川町枌所(そぎしょ)地区の町民らが中心となって開く祭り「メタセコイア、みんな来いやぁ~♪」が7月5日、ものづくりや音楽などの教室を展開する施設「monohouse(モノハウス)」(綾川町)で開かれた。主催は地元民により構成され地域の活性化をはかる団体「枌所地区活性化協議会」。

イベントの様子 メタセコイアの大木の元、キッチンカーやブースを出店した

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 七夕に合わせて開かれるイベントで、昨年に続き今回が2回目の開催。イベント名は同施設に植えられているメタセコイアに由来し地元住民が考案した。会場には地元の子どもたちによる子ども商店や地元で作られた野菜の販売などを行ったほか、同地区活性化協議会の「田んぼ部会」が伐採した竹を使ったメンマや「交流イベント部会」が栽培したハーブを使ったハーブティーの振る舞い、「森林部会」が作った切り炭の販売なども行った。

 ステージも設け、子どもたちによる太鼓の演舞や同施設に通うメンバーで構成されたコーラスグループやバンドによる音楽ステージの披露、参加者で踊るフォークダンスなども行った。

 同施設を運営する枌所地区活性化協議会メンバーの天歌布武信長さんは「2年前、綾川町から活性化のためになる取り組みへの要望があり、地元住民や来る人が一緒になって参加できるお祭りを企画した。この地区は米の産地で米作りが一段落する合間の7月が地元住民も参加しやすいので七夕のイベントとして開くことにした」と振り返る。

 武将・織田信長に扮(ふん)して音楽や芸術などの活動を行う信長さん。「皆が笑えるような世界を作る=天下統一」の夢をかなえるために今後もこのイベントを続けていきたいと話す。「民(たみ=地元住民)の願いをかなえるのも殿である自分の務め。畑や狩猟など、この場所で繰り広げられる普段の生活もアートになると考えている。地元住民それぞれの作ってきたものが集まって表現できる場として今後も開いていきたい」と話す。「10月下旬から開かれる『やまなみ芸術祭』を盛り上げる一助になれば」とも。

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