
シェアレストランやスタジオなどを備えた飲食複合施設「Fantudio(ファンタジオ)Takamatsu」が8月27日、高松・瓦町FLAG(高松市常磐町1)地下1階にオープンした。運営は業務用厨房(ちゅうぼう)機器メーカーのタニコー(東京都品川区)。
うどん作り体験が行われたキッチンスタジオ「Kitchen Fantudio」
施設は、キッチンスタジオ「Kitchen Fantudio」、シェアレストラン「厨BUONO(チュウボーノ)」、ショールーム、テストキッチン「Fantudio Kitchen Labo」、EC商品展示コーナー「Fantudio Gallery」の5エリアで構成。「厨BUONO」には、ベーカリー、うどん、鉄板、一般厨房の4業態に対応した区画を用意し、飲食店が入れ替わりで出店できる。うどん打ち台も備え、月10万円で出店可能。
オープン初日には、キッチンスタジオでうどん作り体験を開催。講師がブース内を回ったり、スタジオ前方のスクリーンを使って指示を出したりしながら進行した。体験には24組が参加し、生地をこねたり麺を打ったりする親子連れの姿が見られた。
タニコー高松営業所所長の安藤悠さんは「コンセプトは『新たな食文化の発信基地』。当社の調理機器を使ってシェアレストランに出店したり、食に関するセミナーやイベントを開いたり、さまざまなチャレンジができる場を設けた。物価高騰などで厳しい状況にある飲食業界を支え、盛り上げていきたい」と意気込む。
「シェアレストランは店舗が入れ替わりで出店するので、フードコートのように気軽に立ち寄ってもらえれば。この場所でチャレンジする飲食業を応援してもらいたい」とも。
営業時間は10時~20時。土曜・日曜・祝日定休。