
高松琴平電気鉄道(ことでん、高松市栗林町2)の電車車両「1080形」をモチーフにしたペットボトル水「ことでん水」のオンライン販売が9月23日、始まった。
同社の「黄色い電車」として親しまれる1080形をモデルにしたミネラルウオーターで、8月から香川県内の土産物店などで先行販売していた。ボトルケースには、ことでん公式キャラクター「ことちゃん」ファミリーのデザインをあしらい、ロックバンド「くるり」がことでん100周年を記念して書き下ろした楽曲「コトコトことでん」のユーチューブ動画につながる2次元コードもプリントされている。
製造は松浦産業(善通寺市)が担う。同社の松浦英樹副社長は「大手私鉄から譲渡され、香川で第二の人生を走ることでん車両は鉄道ファンには『動く博物館』と呼ばれる存在だが地元では日常に溶け込み、その価値が意識されにくい。商品をきっかけに、地元の人が自分たちの資産を改めて見直す機会になれば」と話す。
価格は「ことでんでGO!GO!GO!」の語呂合わせで1本555円。11月3日に瓦町FLAG(高松市常磐町1)で開かれる「ことでん電車まつり」でも販売を予定している。