
香川県立高松商業高校の生徒と共同開発した6商品の販売が9月30日から、中国・四国地方のローソン店舗で始まる。
香川県立高松商業高校の生徒とローソンがコラボして開発した商品
6商品はローソン社員がマーケティング講義を行い、同校商業科の生徒たちが考案した約140点のアイデアを基に意見交換や試作を重ね、約8カ月かけて商品化した。試作を繰り返し、2回の試食会も行った。
6商品は順次店頭に並ぶ。9月30日に販売が始まるのは「小豆島産しょうゆの焼きおにぎり」(178円)、「スパイシー塩焼きそば(骨付鳥味)」(599円)、「とりサンド(骨付鳥味)」(408円)の3商品。10月7日からは、香川県産イチゴを使った「ザクザクとしたいちごタルトデニッシュ」(200円)などスイーツ3商品の販売が始まる。各6万食以上を限定製造・販売する。
発売に先立ち29日には、開発に携わった2年生 4人が香川県庁を訪れ、池田豊人知事に商品の完成を報告した。「焼きそばはマヨネーズが辛さを和らげてくれておいしい。デニッシュもしっかりイチゴの味がする」と池田知事。「生徒や若者のアイデアが形になって世に出るのはわくわくすること。香川県の魅力や高松商業高校の名前を香川県外に知らせるチャンスになれば」と期待を込めた。
開発に参加した生徒の一人・平見悠人さんは「企画やブラッシュアップは大変だったが、良い商品ができた。焼きそばは満足感を得られるよう肉の量も工夫した。甘い物は好みが分かれるので調整に苦労した。自分たちのアイデアが実現したという実感はまだないが、食べる人には元気になってもらいたい」と話す。