
石清尾八幡宮(高松市宮脇町1)の秋季大祭に合わせ、10月18日、高松市中心部の商店街一帯で「高松ふるさと祭り」が開かれた。
丸亀町壱番街前ドーム広場で太鼓台を頭上に掲げる丸亀町ちょうさ
地域の絆を深め、街の活性化を目的に毎年行っているもので、今年は約250人が参加した。八幡親交会や北浜ちょうさ、さぬきいろは連などから成る「東組」と、丸亀町ちょうさ、百十四銀行、香川県高齢者協同組合などによる「西組」の2組に分かれ、片原町商店街と兵庫町商店街をそれぞれ出発。丸亀町壱番街前ドーム広場で合流した後、田町商店街まで威勢よく練り歩いた。
ドーム広場で行われたセレモニーでは、法被姿の担ぎ手たちが「伊勢音頭」を歌いながらちょうさを担ぎ上げ、頭上に掲げる場面では見物客から大きな拍手が送られた。百十四銀行吹奏楽団による演奏や、さぬきいろは連の阿波踊りも披露され、祭りは終始熱気に包まれた。
あいさつに立った高松丸亀町商店街振興組合の古川康造理事長は「地域のつながりを再構築する機会になるのが祭り。多くの方に参加いただき、街を盛り上げたい」と述べた。大西秀人高松市長は「中心市街地でこのようなお祭りが開催されるのは喜ばしい。地域のコミュニティー再生が、街の活性化につながるきっかけになれば」と期待を寄せた。