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栗林小でアートワークショップ 児童が地元芸術家と「動物アート」に挑戦

作品を掲げる栗林小学校の子どもたち

作品を掲げる栗林小学校の子どもたち

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 地元の芸術家が小学生と共同で作品を制作するワークショップ「イロいろカラフルアート」が11月15日、高松市立栗林小学校で開かれた。

手を使って絵の具で色を塗る子どもたち

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 主催は栗林校区コミュニティ協議会で、主管は栗林校区青少年健全育成連絡協議会。例年はサイエンス教室を行ってきたが、今年は瀬戸芸の開催もあり、初めてアートをテーマに据え、地元で創作活動する芸術家を講師に招いて開催した。

 講師を務めたのは、村上彩さんと大河内しょうこさん。村上さんが「好きな動物を描いて、新しい栗林動物園をつくろう」と提案すると、児童らはダンボール、手、ハケなど多様な道具を使い、幅約10メートルの紙にアクリル絵の具で色を重ね、画用紙を貼り合わせながら思い思いの動物を描いた。完成した作品は、絵の具を塗った背景紙と共に11月下旬から来年3月31日まで、栗林公園前地下歩道に展示される。

 ワークショップには自閉スペクトラム症の双子アーティスト「Taichi & Shota」も参加した。会場では2人が自由に描く様子を児童たちが囲んだ。ワークショップ中には動物の描き方を尋ねる児童に対し、2人がその場で描いて見せる場面もあった。2人が半分ずつ描く特徴的な作品に影響を受けた児童の作品も見られた。

 参加した小学2年生の新田空君は「絵を描くのが好きで、クレヨンで色を塗るのが楽しかった。作品が飾られるのが楽しみ。TaichiさんとShotaさんの絵はとても上手だった」と話す。

 「今日の体験を思い出しながら、いろいろな色を使った作品づくりを続けてほしい」と村上さん。大河内さんも「見て回るたびに新しい作品が生まれていく様子が楽しかった。教えたクレパスの使い方もすぐに吸収してくれてうれしい。今後の工作や自由研究に生かしてもらえれば」と話す。

 栗林校区青少年健全育成連絡協議会の山口露(つゆ)会長は「放課後子ども教室でもクラフト教室を開くことはあるが、今日はいつも以上に子どもたちが伸び伸びと絵を描いていた」と話す。

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