「KAGAWA Christmas Market（カガワ・クリスマスマーケット）2025」が12月12日、サンポート高松（高松市サンポート）の多目的広場で始まった。

LEDが色を変えながら光るツリーや光のアーケードも

　県立アリーナ「あなぶきアリーナ香川」の開業で注目される同エリア一帯を盛り上げようと、県などでつくる実行委員会が初めて企画した。会場にはドイツや北欧のクリスマスマーケットをイメージした木製の小屋「ヒュッテ」が並び、イルミネーションの光とともに温かみのある空間を演出する。

　広場には、高さ約10メートルの本物のモミの木を使ったクリスマスツリーや、LEDで色が変化するツリー型のイルミネーションを設置。中央には「KAGAWA」の文字を模した大型のイルミネーションを置く。高松シンボルタワー西側通路には、くるみ割り人形やプレゼントボックスなどのオブジェを飾るほか、長さ90メートルにわたり光のアーケードを設ける。

　場内には飲食や物販など約20ブースが出店。ドイツの定番「グリューワイン（ホットワイン）」やホットチョコレート、ソーセージなどのグルメを提供するほか、マトリョーシカなどのクリスマス雑貨を販売する。香川県出身のイラストレーター・うにのれおなさんがデザインしたイベント限定のオリジナルマグカップも用意する。

　体験型コンテンツとして、氷を使わない樹脂製のスケートリンク（30分＝600円、県民＝500円）も特設した。ステージでは期間中、ゴスペルやジャズなどのライブ演奏を行うほか、毎日夕方からはサンタクロースが登場し、来場者との記念撮影に応じる。

　初日に会場を訪れた梶原麻美子さんは「イルミネーションがきれいで、見ているだけでわくわくする。この時期に集まって盛り上がれるイベントができたのがうれしい。香川県外の人にも楽しんでもらえると思う。高松の冬の風物詩になれば」と期待を寄せる。

　開催時間は11時～21時。入場無料。今月25日まで。