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高松「みんなの病院」で院内クリスマスコンサート 弦楽四重奏で癒やし

(左から)演奏する江島万梨子さん、橋本英里香さん、江島直之さん、江口志保さん

(左から)演奏する江島万梨子さん、橋本英里香さん、江島直之さん、江口志保さん

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 高松市立みんなの病院(高松市仏生山町甲)1階「みんなのホール」で12月23日、クリスマスコンサートが開かれた。

地域住民や入院患者らが音楽を聴きに集まった

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 高松市が主催する出張音楽会「デリバリーアーツ2025」の一環。今回はクリスマスに合わせ、患者や家族、近隣住民に音楽で心と体を癒やしてもらおうと企画した。

 当日は「瀬戸フィルハーモニー交響楽団」のメンバー、江島万梨子さん、橋本英里香さん、江島直之さん、江口志保さんの4人を招き、弦楽四重奏を披露。「くるみ割り人形」「オー・シャンゼリゼ」「踊り明かそう」などの曲を演奏した。アンコールの「情熱大陸」では、軽快なリズムに合わせて観客が体を揺らしながら手拍子を送ったほか、「きよしこの夜」では会場一体となって歌を口ずさむ場面も見られた。

 会場には入院患者や地域住民ら約120人が訪れ、車いすを利用する人の姿も多く見られた。1カ月半入院しているという女性患者は「入院していると一日が長く感じるので、病院で音楽を聴けるのはうれしい。部屋から出る良いきっかけにもなった。最後の『きよしこの夜』で会場のみんなが歌っている姿に心を打たれた」と笑顔を見せた。

 六車直樹院長は「当院の利用者や地域の方の心と体を癒やすことを目的に、七夕とクリスマスに実施してきた。車いすを使う方や下肢が悪い方にとって、生の演奏を聴く機会はなかなかない。生の音楽を今回も届けられてうれしい」と話す。「今後も地域の学生とコラボレーションしながら、健康チェックやイベントなどを通じ、地域の人に病院を知ってもらい健康維持に役立ててもらえれば」とも。

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