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高松・田町に新小劇場「カメレオン」 渋沢栄一題材の演劇で幕開け

こけら落とし公演「一万円おじさん」の一場面

こけら落とし公演「一万円おじさん」の一場面

 高松・田町商店街に4月開館予定の小劇場「絵本の劇場カメレオン」(高松市田町)で3月7日・8日、こけら落とし公演として「株式劇団マエカブ」による演劇「一万円おじさん」が上演された。

公演前にあいさつする岡田敬弘さん

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 香川県内で約10年ぶりに誕生する民間小劇場「絵本の劇場カメレオン」。運営は、演出家で劇作家の岡田敬弘さんが率いる「ARTFIT(アートフィット)」(東田町)が担う。

 同作は、渋沢栄一の思想を現代の若者に照らし合わせた「経営者を強くする人間ドラマ」として制作された。脚本は平塚直隆さん(オイスターズ)、演出は岡田さん。渋沢栄一のやしゃごである渋澤健さんが監修を務める。あらすじは、仕事に追われ夢を見失って愚痴ばかりこぼすイベント会社の社員・カナコの前に、渋沢栄一を名乗る路上生活者風の「おじさん」が現れ、仕事やお金、生き方について議論を交わすというもの。

 7日の公演には、定員30人を超える46人が来場し、立ち見も出た。渋沢栄一がサッポロビールの前身となる会社「札幌麦酒(ビール)会社」を設立したことにちなみ、希望者にはサッポロビールが進呈された。

 岡田さんは「初めて顔を見るお客さんや商店街の関係者も来ていたので緊張感のあるこけら落とし公演になった。本作は渋沢栄一が説いた『情と理』を題材にしていたが、何か事業をしていくには資金も思いもどちらも大事で、劇場の運営もそれは同じ。その方向性を示す作品として上演できた」と話す。

 同劇場は「地域の文化発信拠点」として、平日には親子向けカフェとして営業するほか、習い事の教室、企業研修などにも対応するという。4月には香川で映像作品に効果音をつけるフォーリーアーティストとして活動する渡邊雅文さんとコラボした効果音作りのワークショップや地元アーティストらが出演する即興劇、中国語や舞台芸術に関するセミナーも開く。岡田さんは「さまざまなことができる場所として育てていきたい」と意気込みを見せる。

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