香川県中小企業家同友会による合同入社式が4月1日、サンメッセ香川(高松市林町)で開かれた。
1984(昭和59)年に始まり、今年で43回目となる同会の恒例行事。今年は県内の中小企業18社から39人の新入社員が参加した。地元企業が合同で開催することで、会社の枠を超えた「同期の仲間づくり」ができるのが特徴という。
式では、同会代表理事の小西啓介さんが登壇。米大リーグ・カブスの今永昇太投手の姿勢や自身の経験を交えながら「失敗がないのはチャレンジしていないこと。新入社員にはどんどん失敗してほしい。若い頃の傷は癒えるもの。毎日本気で生きられているか、今後どう生きていくかを考えながら仕事をし、幸せをつかんでほしい」とエールを送った。
来賓として出席した池田豊人香川県知事は「皆さんはこれからの香川にとって大事な存在。香川の経済界をけん引している地元企業の一員として頑張ってほしい。うまくいくことばかりではないと思うが、壁の一つ一つが成長の糧になる。チャレンジ精神を忘れず、良い人間関係を築いてほしい」と激励。大西秀人高松市長は「世界では紛争が絶えず、日本も少子高齢化や人口減少により人材確保が難しい状況にある。周囲と協力し、今日の思いを心に留めて歩んでもらいたい」と祝辞を述べた。
新入社員を代表し、槙塚鉄工所(木太町)の坂本悠真さんは「先輩方の指導を大切にしながら、自ら考え行動する姿勢を意識し、技術と知識を着実に身に付けていきたい」と宣誓。「まずは現場で仕事を教わり、将来は図面を引く仕事に就く予定。分からないことも多く迷惑をかけることもあると思うが、地元に貢献できる、社会人として恥ずかしくない人間になりたい」と意気込みを語った。
式後には2日間にわたる新入社員研修も行われ、参加者はグループに分かれて「働く目的」などについて話し合い、交流を深めた。