JR四国は11月まで、高松・琴平~岡山間で「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」を運行している。
列車側面には、瀬戸内海をイメージした風景の中に『それいけ!アンパンマン』の「仲間たち」が描かれている。開放感のある車内は森をイメージしたデザインで、キャラクターの木製人形を飾った木のベンチが座席となっている。
走行中にレールや瀬戸内海がのぞける床窓や、壁面の葉っぱをめくるとキャラクターが現れる遊びスペースなどの仕掛けが随所に施されている。
列車はトロッコに連結された車両での運行がメインで、瀬戸大橋を渡る際などにトロッコ車両へ移動する形式。壁面・トイレ・座席などアンパンマンずくめの車両には、おむつ替えや授乳に便利な多目的ルーム、広いベビーカー置き場なども設置。アンパンマングッズや予約可能な弁当も販売している。
JR四国広報の武田輝大さんは「子どもたちが大好きな『それいけ!アンパンマン』の世界感を表現したアンパンマントロッコは、窓枠がなく肌で潮風を感じられる開放感抜群の大人も楽しめる列車。1934(昭和9)年、日本で初めて国立公園として指定を受けた風光明媚(ふうこうめいび)な瀬戸内海が一望できる。ぜひ家族3代で乗車いただければ」と利用を呼び掛ける。
アンパンマントロッコは、夏休みや土曜・日曜・祝日のみ運行する臨時列車。冬季(12月~2月)は運行を休止する。乗車は事前予約制で、ネットや全国のみどりの窓口で申し込める。区間乗車券のほか、グリーン車指定席券の購入が必要。