高松の割烹料理店「料理ほくろ屋」(高松市一宮町)の一角で和洋菓子を販売する「菓子屋ホクロヤ」が9月10日、オープンした。
羊羹8種。芋・栗のほか、チョコや黒ゴマドライフルーツなど珍しい羊羹も
同店は、昼はランチとカフェ営業を行い、夜は予約制で懐石料理を提供する。週末はランチ・カフェタイムも予約なしでは入店がむずかしいほどの人気店。コロナ禍によるテークアウト需要の高まりもあり、菓子に特化した売り場を設けることになった。
同店を取り仕切る2代目の高砂龍太郎さんは専門学校卒業後、京都の老舗料亭「菊乃井」の東京店「赤坂 菊乃井」で修業を積んだ料理人。菓子販売に至った経緯として、「そもそも家業『ほくろ屋』は、祖父が和菓子屋を営んでいたのが始まり。私はおじいちゃん子で祖父の背中を見て育ち、この地でいつか祖父のようにおいしいお菓子でお客さんを笑顔にしたいという夢があった」と話す。「日本料理で身につけた知識と祖父から引きついだ味を生かした菓子作りをしていけたら」とも。
商品は、イチジクや和栗など季節のフルーツをあしらったタルトケーキ、抹茶やユズなど8種類の羊羹(ようかん)、チョコやレーズンなど5種類の最中(もなか)など。今夏、「テークアウトメニューとして好評を得ていた」というフルーツ大福も頃合いを見て販売再開を予定。
営業時間は10時~18時だが、売り切れ次第終了。水曜定休。