高松・屋島山上交流拠点施設「やしまーる」(高松市屋島屋島東町)で1月1日~3日の三が日、「やしまーる新春マルシェ」が開かれる。
10月に行われた「やしまーけっと」の様子 施設の広場に屋台が出店した
マルシェ期間中は屋台を設け、餅や温かい飲み物、土産物を販売する。地元屋島の店も出店予定。
元日には、香川を拠点に活動する和楽演奏団体「豊千会合奏団」と尺八演奏家の寺石路山さんらによる演奏会「やしまーるde春の海」も開く。同団体を主宰する篠田哲篠(あきしの)さんは「屋島に住んでおり、この施設が完成した際には屋島住民として何かできればと市の観光課の方とも話をしていた。地元住民として、年初めに屋島山上で演奏できること、地元に貢献できることが何よりうれしい。正月の定番曲『春の海』を始め、新春らしい曲を選んだので、屋島の景観と共に琴や尺八の音色も一緒に楽しんでほしい。寒い中、屋島へ訪れた方々の心が少しでも温かくなるような演奏ができれば」と意気込みを見せる。
今年8月にオープンした同施設。中條亜希子館長は「マルシェでは、ホッと一息ついていただけるように温かいものを用意している。初日の出や屋島寺初詣の後に、やしまーるから瀬戸内海の絶景を見て、縁起の良い新年を迎えてもらえれば」と来館を呼びかける。
今年を振り返り、「オープン以来、予想を超える人数のお客さまにお越しいただき、スタッフ一同感謝している。文化・自然・歴史の交流拠点として、屋島の新しい風景を作っていけるよう、来年もさまざまな企画を行いたい」とも。
年始の営業時間は、1日=7時30分~16時、2日・3日=9時~17時、4日=休館。「やしまーるde春の海」は10時から。