浴衣を着て、香川の伝統的な盆踊り「一合まいた」をディスコで踊るイベントが6月10日、ディスコ「ミラーボール」(高松市御坊町)で開かれる。
着物文化と昔ながらの香川の盆踊り「正調一合まいた」を未来に受け継ぐことを目的に活動する「わだもん」によるイベントで、2018(平成30)年にスタートした。
ディスコを会場にする理由について、同団体代表の寒川かおりさんは「2016(平成28)年に常磐町商店街で踊りの練習を始め、夏の『さぬき高松祭り』の総踊りでも『わだもん連』として参加するようになったが、時とともに商店街の練習が困難になった。その時に『ディスコを待ち合わせ場所にしよう』と始まった」と振り返る。2019年に総踊りが中止になった時もイベントを行い、大勢が参加したという。
イベントについて、寒川さんは「一合まいたは7つ、8つの動きの繰り返しなので、初めての方でも一度覚えたら踊れる。盆踊り歌だけでなく、ディスコソングやアニメソングなどそのままの動きで合わせられる歌も選んでいる。今年は出張開催も考えている。何度も廃れそうになった中、先人たちが現在まで引き継がれてきた『一合まいた』がこれからも踊り続けられるよう、年齢問わず親しめる切り口を作りたい」と意気込む。
開催時間は19時~21時。参加費は1,500円(ワンドリンク付き)。