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高松・瓦町フラッグで中野武営について学ぶワークショップ

「香川県独立の父」とも呼ばれる中野武営

「香川県独立の父」とも呼ばれる中野武営

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 香川県出身の政治家・中野武営(ぶえい)について学ぶワークショップが8月6日、瓦町フラッグ(高松市常磐町1)8階の高松市市民活動センターで開かれる。

玉藻公園披雲閣で当時の文化を学ぶ「ちよ姫会玉藻学校」

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 中野武営は高松出身の明治時代の政治家・実業家で、1871(明治4)年の廃藩置県後、制定されては愛媛県や徳島県への併合を繰り返す香川県の独立のために活動するとともに、実業家として、香川新報社(現在の四国新聞)創立や、高松百十四銀行、高松電灯(現在の四国電力)、高松電気軌道(現在の高松琴平電気鉄道)などの設立にも関わる。死後100年に当たる2018(平成30)年に「中野武営顕彰会」が設立され、今年1月にはその活動を描いた書籍「ブエイ伝」が県内の小中学校に配布された。

 今回のワークショップは11代高松藩主・松平頼聰(よりとし)と正室・弥千代姫について学ぶ会「ちよ姫会玉藻学校」主催、中野武営顕彰会協力、「高松城の復元を進める市民の会」後援の下、開催。研究家を講師に招き、ブエイ伝朗読映像を使い、中野武営が生きた時代を読み解いていく。

 イベントについて、「ちよ姫会玉藻学校」を運営する「わだもん」代表の寒川かおりさんは「中野武営は松平家の相談役であり、香川の伝統的な盆踊り歌『一合まいた』を愛し、その存続のためにも活動するなど、香川県の文化的にも重要な人物。最近評価する動きが高まってきたが、もっと多くの方に知ってもらいたいと今回のワークショップを企画した。夏休みの時期で自由研究にもぴったり。子どもたちにも地元の偉人のことを知ってもらいたい」と参加を呼びかける。

「イベントでは高松城のことについても説明する。現在高松城の天守は現存していないが、天守は城のシンボルであり、そこの地域の心のよりどころになるもの。地元の偉人とともに知ってもらい、高松城の天守再建の気運も高めていければ」とも。

 開催時間は13時30分~15時。参加費500円。定員10人。参加対象は小学5年生~。寒川さんの携帯のショートメッセージで申し込みを受け付ける。

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