「高松城祭り in 玉藻公園~お城と美食の彩典~」が9月29日・30日の2日間、高松・玉藻公園(高松市玉藻町)で開かれる。主催は高松青年会議所。
イベントでは同園内を「天守閣跡」「二の丸跡」「桜の馬場」「桜の馬場~二の丸跡」の4エリアに分け、それぞれイルミネーションで再現した5分の1サイズの仮想天守の設置、江戸時代の縁日をイメージしたマルシェ、現代の祭りをイメージしたマルシェのほか、高松城の歴史に関するパネルを設置し、高松城の歴史や文化を学べるエリアとして活用。「園内をテーマパークのようにして地元のグルメを楽しみながら、新たな地域のシンボルになる天守復元を考えるとともに、玉藻公園の地域資源の魅力を県内外に発信する」ことを目的とする。城をモチーフにしたエアドームも用意する。
天守は1884(明治17)年に取り壊され、その後長く復元されてこなかった。同会議所・まちづくり委員会理事委員長の鈴木新さんは「今年4月に高松市の観光資源である高松城の天守復元を目的とした事業を生み出すための学生によるコンペを、専門家の目線も取り入れて行い、その中で優勝した案をもとにした祭りを企画した。天守の復元やライトアップなど、当イベントが高松城の天守閣復興を含めた魅力再発見の一助となり、地域資源を盛り上げることに期待している。ゆくゆくは人口減少や交流人口減少等の課題解決につなげたい。足を運んでもらえれば」と来場を呼びかける。
開催時間は17時~21時。期間中は入場無料。