児童発達支援放課後等デイサービス「いろは」(高松市鹿角町)による作品展が11月25日、交流施設「ふらっと仏生山」で開かれた。
一昨年4月にオープンし、スキルトレーニングをはじめとした発達障がいのある子どもの支援を行う「いろは」。今回の作品展は同施設に通う児童60人の作品を展示したもの。会場ではキーホルダー作りのワークショップや展示作品にも使われた「さをり織り」の機織りコーナーなども設けた。
同施設代表のおかみきさんによると、「地域の方に発達障がいのある子どもたちが何をできるか知らせたい」「障がいのある子どものいる親の声を紹介し、その頑張りを認める」「児童デイサービスがどんな場所でどんな活動をしているか知ってもらう」という3つの目的で企画したという。「発達障がい=ネガティブなものというイメージを壊したかった。60人の利用児童は、みんなクリエーター。発達障がいの子どもたちは『少数派』であり、新しい時代をつくるのはいつの時代も『少数派』の人だと思う。置かれた環境が恵まれていれば、パイオニアになる可能性を秘めているはず」とおかさん。今後、子どもたちが主導で行うマルシェも企画しているといい、「地域に開かれた施設を目指したい」と意気込みを見せる。