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牟礼・庵治で電動マイクロモビリティー実証実験 GPS連動で観光ガイドも

牟礼の町を走る電動マイクロモビリティー

牟礼の町を走る電動マイクロモビリティー

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 高松・八栗駅をはじめとする牟礼・庵治エリアで現在、電動マイクロモビリティーを使った実証実験が行われている。

電動モビリティー (左から)EQVキャンプ、C+walk S、C+walk T

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 地域の新たな交通手段として活用することを目的に、高松市牟礼庵治商工会、高松琴平電気鉄道、トヨタカローラ香川、NTTコミュニケーションズが高松市や関係事業者と連携し行う。期間中、八栗駅構内でトヨタが開発した電動モビリティー「C+walk T」、座り乗りタイプ「C+walk S」、電動トゥクトゥク「EQVキャンプ」の貸し出しを受け付ける。モビリティーにはNTTデータ開発のアプリをインストールした端末を搭載し、GPSと連動して飲食店や観光スポットのそばを通った際に音声や画面でガイドを行う(EQVキャンプには非搭載)。C+walk Tはオンライン上で予約・決済ができ、メールで届いたQRコードを駅構内のキーボックスにかざすことで受け付けが可能。

 今年5月と11月19日~26日に屋島山上で同様の実験を行い、公道での実施は今回が初となる。

 地元在住でC+walk Tを体験した木村亜矢子さんは「操作方法がシンプルで慣れるまで時間も短く、運転を楽しめた。この辺りは車がないと移動が不便で庵治半島の北側は路線バスも走行していない。町に導入されたら使いたい。海沿いなど眺めが良いスポットもあるので乗って見て回るのも良さそう」と話していた。

 NTTコミュニケーションズの藤田然吏さんは「このエリアでは人口減少や高齢化などの影響でバスの運行本数減少や電車利用の減少が進んでいる。八栗駅からケーブルカー乗り場までの2キロの道のりを歩く観光客も多く見かける。移動の問題を解消するとともに、ガイドアプリで町の魅力も知ってもらいたい。2025年開催の瀬戸内国際芸術祭ではインバウンドをはじめとする大勢の観光客も見込まれるので、それまでの導入に向けて進めている。高松市の他の地域やさぬき市、東かがわ市などにも展開できれば」と話す。

 料金は1時間1,000円~。受付時間は10時~16時。12月15日まで(EQVキャンプは同12日まで)。

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