「2024年高松市二十歳のつどい」が1月7日、レクザムホール(高松市玉藻町)で行われた。
昨年より、「成人式」から名称を変え開かれている同式典。今年は2003(平成15)年4月2日~2004(平成16)年4月1日に生まれた対象者4392人のうち2764人が出席。出席者数は昨年より100人増え、2014(平成26)年以降では最多人数となった。出席率は62.9%で2018(平成30)年ぶりに60%を超えた。
会場付近の広場にはキッチンカーが出店したほか、玉藻公園は20歳を迎えた対象者に無料で開放され園内の桜御門前に撮影スポットを設けた。
冒頭のあいさつで、大西秀人高松市長は生成AIや棋士の藤井聡太八冠が戦略を練る際にAIを使っていることを引き合いに出し、「時代が変化していることやその流れを見据えて自分の目標に向かってチャレンジしてほしい」と呼びかけた。
式典では高松市内の高校4校の応援部による合同パフォーマンスが披露され、高松市内の高校の教員によるビデオメッセージが上映されたほか、20歳を迎えた6人の代表が登壇し、アナウンサーを目指すことや表現者になること、人工知能の研究に携わりたいなどの目標を語った。
運営スタッフの中には公募で集まった20歳を迎えたメンバーもいた。そのうちの一人、富田さくらさんは「人生に一度しかない20歳の区切りに友人にも楽しんでもらえる式にしたいと思い立候補した。現在、大学の教育学部で小学校教育について勉強している。20歳は英語の勉強に力を入れる年にしたい」と話す。