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高松・歯ART美術館で二ノ宮博之さん写真展 阿波和紙に香川の風景印刷

二ノ宮博之さん

二ノ宮博之さん

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 高松出身の写真家・二ノ宮博之さんによる「写画流(しゃがーる)展『瀬戸内海』」が現在、高松市の歯ART(ハート)美術館(庵治町生ノ國)で開かれている。

瀬戸内海や「讃岐富士」を写した写真が並ぶ

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 二ノ宮さんは2007(平成19)年、「讃岐ふるさと写真家」として瀬戸内海や栗林公園を中心に、香川県の風景や祭り、四国霊場などを題材に写真を撮り始め、2008(平成20)年、阿波和紙に写真を印刷する「写画流」を生み出した。2019年にスロベニア、昨年はフランス・パリで写真展を開くなど、写真や映像を通して香川県や瀬戸内の魅力を発信する。

 今回は「大地」「楽園」「七宝」「祈り」の4つのテーマで瀬戸内海や讃岐富士など香川県の風景を写した作品約30点を展示販売する。

 二ノ宮さんは「香川県は瀬戸内海があり、イサム・ノグチや流政之ら世界に誇る芸術家の作品を見て回ることができる芸術的に恵まれた環境。香川県には香川漆芸をはじめ30を超える伝統工芸があるが、瀬戸内海と讃岐富士が織り成す香川の風景が育ててきたと考えている。『讃岐ふるさと写真家』として活動を始めて17年たつが今なお瀬戸内海は知れば知るほど素晴らしい。今年は瀬戸内海国立公園が制定されて90周年。『うどん県』のPRもキャッチーではあるが瀬戸内と伝統を結び付けた情報発信も大事。瀬戸内や香川の素晴らしさを再認識する写真展になれば」と話す。

 開館時間は10時~17時。入館料は大人=600円、中高生=200円、小学生以下無料。3月20日まで。

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