障害者の芸術活動支援団体「HUG(ハグ)」による作品展が4月17日から、「HIME塩絵倶楽部(くらぶ)」(高松市香西本町)で開催される。
(左から)HUG代表の牧みずほさん、香西弘さん、香西さんの妻・めぐみさん
それぞれ精神や身体に障がいのある芸術家8人が所属する同団体。期間中、同団体所属の8人が制作を手がけた作品40点を展示する。展示の中心となるのは、高松市在住の香西弘さん。香西さんは2014(平成26)年、色彩療法でリハビリ中、塩を配合した絵の具を使った「塩絵」に出合い、創作活動をスタートした。
同団体代表の牧みずほさんは「自分には自閉症の息子がいる。成人したが、幼い頃は経済的に自立できないのではと不安を持っていた。障害者の将来の経済的不安を軽減させ、社会とつながる仕組みをつくりたいと考え、当団体を設立した。今回の作品展を通じて、障害者が描く世界観を多くの人に共有していただき、安心して障害児・者を育てられる環境作りの第一歩にしたい」と話す。
開館時間は11時~16時。入場無料。4月21日まで。