「2024ミス・アース・ジャパンコンテスト」香川大会が6月30日、高松の結婚式場「アールベルアンジェ高松」(高松市浜ノ町)で開かれた。
「世界四大ミスコン」の一つとして2001(平成13)年より開催されている「ミス・アースコンテスト」の日本大会である「ミス・アース・ジャパンコンテスト」。美しさを競うとともに、環境保全などを呼びかけるのが特徴。香川大会は2017(平成29)年より開かれ、7回目となる。
今回は7人が出場し、自己アピール、特技披露、ドレスを着てのウオーキング、環境についてのスピーチを行い、外面・内面の美を競った。合間には、昨年の大会で3位に当たるミス・ウォーター香川に選出されシンガー・ソングライターとしても活動する横山星(あかり)さんが同大会応援ソング「あの空に届くように」を披露したり、昨年の香川大会グランプリの安宅伽織(あたぎ・かおり)さんが上位入賞者にかけるたすきを手作りしたりするなど、歴代の受賞者も大会を盛り上げた。
会場の「評価員」、ビューティートレーニングの採点、外部受け入れのポイント、ネット投票などの総合点により、グランプリに田中椎奈さんが選ばれた。田中さんはミス・アースジャパンコンテスト出場の規定年齢を超えるため、香川代表として昨年の準グランプリ、丸田佳乃さんが出場することが決まった。
現役の介護士であり、高松の消防団にも所属する田中さん。特技披露の場では心肺蘇生のレクチャーを行った。グランプリを獲得して「年齢制限のことは知っていたが、自分を変えるきっかけにしたいと思い挑戦した。当大会に挑戦してさまざまな方に会えた。今後オピニオンリーダーとして活動し、感謝を伝えていきたい。活動としてヤングケアラー支援や障害者が心地よく暮らせる社会づくり、パラスポーツの普及などをしていきたい」と話す。
大会を終え、同大会事務局を運営するエルネストジャパンの永原いさよ社長は「より多くの女性に機会を与えたいと思い、募集する年齢層を日本大会のものから広げた。田中さんはじめ、今回の出場者から自分を変えたいというエネルギーを感じた。今後も女性がチャンスをつかむ場、女性が輝ける場所作りのため開催していきたい」と意気込みを見せる。