香川県内の中学校5校の美術部員らによるワークショップが8月3日、高松市塩江美術館(高松市塩江町安原上)で開かれる。
高松市が制定した8月第1土曜の「美術館の日」に合わせて開くワークショップ。長尾中学校、さぬき南中学校、香南中学校、牟礼中学校、三木中学校の5校の美術部員たちが考案した、レジンを使ったチャームやレザークラフト、キャンドルアートなどの作品制作を行う。8月9日にも「高松市こども未来館(通称=ミライエ)」(松島町1)で同様の内容で開催する。
ワークショップのほか、1929(昭和4)年から12年間同館の近くを運行していた塩江温泉鉄道(通称=ガソリンカー)のトンネルを竹組みで再現し、来館者が描いた絵を飾る「塩江美術館駅プロジェクト」の作品も会場で受け付ける。
「塩江美術館駅プロジェクト」について、同館職員の橋本武生さんは「ガソリンカーが走っていたトンネルは4つあり、5つ目のトンネルを当館に作ろうというコンセプトでスタートした。昭和初期にガソリンカーが走っていた頃は今よりも塩江に活気があったと聞く。美術を通して当館や塩江に人を集め、コミュニティーづくりができれば」と話す。
開催時間は両日とも10時~15時。参加無料。