一日1組限定のホテル「hoho(ホホ)」(高松市錦町1)が8月22日、オープンした。
2022年から香川県のグルメや観光などの情報を発信するインスタグラムアカウント「いぱたも」を運営する森田凌世さん、井原彩耶(さや)さんの2人で運営する同ホテル。
森田さんは「香川県の情報を発信するうちにどんどん香川県の良さを感じてきたことがホテルを開くきっかけになった」と話す。「4年間大学進学のために香川県外に出て戻ったことで香川県の良さを感じ、魅力を県外に発信しようと、食べ歩きが好きな井原さんと共に『いぱたも』を始めた。香川県で県外ナンバーや外国人観光客も見かけることも多く、香川県はまだまだ盛り上がるポテンシャルがあると感じる。高速バスターミナルや駅、港などハブとなる場所が近いこの場所で香川を楽しむ拠点となるような場所もつくっていけたら」とも。
白色を基調にした宿泊部屋の広さは58平方メートル、最大6人の受け入れに対応する。トイレ、シャワールーム、キッチン、洗面台、映像を窓に投影できるプロジェクターを備える。同部屋は、瀬戸内海と気候が近い「地中海」がモチーフ。入り口にはアーチを設置する。
森田さんは「名前は高松駅や繁華街の徒歩圏内で、『歩々(ほほ)』で高松を楽しめることや『ほほっ』と笑顔になれるようなひと時を過ごしてほしいとの思いから名付けた。『いぱたも』で香川県の魅力を香川県外に発信し、香川県に興味を持った人が当ホテルに泊まるよう、SNSとホテルを掛け合わせて運営したい。多くの人に利用してもらえたら」と話す。
宿泊料金は、月曜~木曜・日曜=1万4,000円、金曜・土曜=1万7,500円(以上、3人目から1人当たりプラス4,000円)。