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高松「木工教室 癒楽木」の「さぬきのあいうえお積木」、ウッドデザイン賞受賞

代表の青木節子さん「お気に入りは、『あ』のあん餅雑煮」

代表の青木節子さん「お気に入りは、『あ』のあん餅雑煮」

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 高松の「木工教室 癒楽木(ゆらぎ)」(高松市春日町)が販売する木工キット「hinokit(ヒノキット)さぬきのあいうえお積木」が、「ウッドデザイン賞2021」を受賞した。

「あいうえお」に合わせて香川の名所や偉人、名産品などが描かれている

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 ウッドデザイン賞は木の良さや価値を再発見させる製品や取り組みについて、特に優れたものを消費者目線で評価し表彰するため、2015(平成27)年に創設された顕彰制度。7回目となる今年は433点の応募があり、191点が受賞に至った。ライフスタイルデザイン部門・ハートフルデザイン部門・ソーシャルデザイン部門の3部門があり、「さぬきのあいうえお積木」は木を使って地域や社会を活性化しているものを対象としたソーシャルデザイン部門の木製品分野で受賞。昨年の「かがわ県産品コンクール」入選に続く受賞となった。

 山の手入れのために間引かれた、良質な県産ヒノキを活用する「hinokit」シリーズの商品。讃岐の名所や偉人、名産品などを描いた48ピースに、使い方が自由な無地の12ピースを加えた60ピースがセットになっている。特徴は、ピースの角を紙やすりで磨く仕上げ作業を残している点。「積み木は完成品で売られていることが多いが、自分で最後の仕上げをすることで、愛着を持ってものを大切にする気持ちが生まれるのではと考えた。磨けばヒノキのよい香りも出る。実際の木に触れて、手触りや香り、一つ一つ異なる木目を楽しみながら五感を育んでもらいたい」と代表の青木節子さんは熱を込める。

 商品にはピースと紙やすりに加え、「さぬきのあいうえお」を解説した一覧表や、登場した名所の地図も付属。青木さんは「子どもが積んで遊んだり、音を鳴らしたりするだけでなく、讃岐の地名を学んだり、平仮名を覚えたりすることもできる。高齢者施設の方々が積み木をきっかけに昔を思い出し、会話をすることもあるはず。ふるさと納税の返礼品にも選ばれているので、讃岐を愛する人全員に手に取ってほしい」と呼び掛ける。

 価格は8,250円。「木工教室 癒楽木」のほか、「かがわプラザ」「四国ショップ88」(以上、サンポート)などで扱う。「木工教室 癒楽木」ではクリスマス用のギフト包装にも対応。

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