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高松で「全国高校生花いけバトル」決勝戦 12チームが即興生け花で競う

浜田恵造香川県知事から表彰状を受け取る「雪月風花」の2人

浜田恵造香川県知事から表彰状を受け取る「雪月風花」の2人

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 「第5回全国高校生花いけバトル 栗林公園杯2021」の全国大会が1月22日・23日の2日間、高松のレグザムホール(高松市玉藻町)小ホールで開かれ、土浦第一高校(茨城県土浦市)の「雪月風花」が優勝した。準優勝は相愛高校(大阪市中央区)の「相愛凜佳」、3位は香川県立飯山高校(丸亀市)の「飯山 花笑み」。

優勝チーム「雪月風花」の作品

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 「全国高校生花いけバトル」は、高校生が2人1チームで制限時間5分の間にステージに用意された花材や花器を即興で選んで花を生け、審査員が「生ける所作」も含めて審査し、勝敗を決めるもの。

 北海道から沖縄まで、90チーム380人が出場した12地区大会の優勝チーム12チームが22日の予選ラウンドに進出。先鋒戦、次鋒戦、共同作品によるチーム戦を展開し、敗者復活戦も含めて勝ち抜いた8チームが翌23日の本戦に挑んだ。

 当日は香川県立飯山高校のチーム「飯山 花笑み」が3位入賞と健闘し、最後は7位から敗者復活戦で勝ち上がった相愛高校のチーム「相愛凜佳」と土浦第一高校のチーム「雪月風花」が対戦。「相愛凜佳」は花の色の濃淡と長短の表現が、「雪月風花」は空間美を大切にした構成が、それぞれ高く評価された。

 僅差で優勝したチーム「雪月風花」の元島ゆうさん(1年)は「初挑戦だったけれど楽しかった。関さんの作風に合わせて竹を使ったが、出来栄えは80点。課題も見つかったので次回に向けて練習していきたい」、関聖さん(1年)は「竹は他の花材と違って曲げられず、真っすぐにしかならないもの。自分たちの若さ・勢いを竹で表現した。流木に竹を差し込んだところで時間が来て、意図したものを表現しきれなかったが、悔いはない。元島さんが普段は選ばない竹を選んだので驚いた」と振り返る。

 対の作品を披露したチーム「相愛凜佳」の小中凜さんと辻歩乃佳さん(以上3年)は「大切なのはパートナーをよく見ること。お互いに相手をよく見て呼吸を合わせることを意識した」とコメント。

 3位入賞チーム「飯山 花笑み」の黒川愛夢(あゆ)さん(1年)と秦風花さん(1年)は「練習が足りない部分もあったが、決勝トーナメントに出られたこと、また地元でこのように大きな大会が行われていることを誇りに思う」と笑顔を見せた。

 同大会は新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドラインに則り開催。両日共に無観客ながらユーチューブによるライブ配信を行った。アーカイブも閲覧できる。

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