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高松市街地のブリューパブ「とりかご」 オリジナルビール販売

黒ビール「千声(せんせい)」

黒ビール「千声(せんせい)」

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 高松の「白雀(しろすずめ)」が3月25日、運営するビールルーム「とりかご」(高松市多賀町2)で自社オリジナルのクラフトビール3種の販売を始めた。

初の自社製品「ふたば」

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 同店は昨年5月にオープンした、高松市街地では初の「ブリューパブ」(ビール醸造所併設型飲食店)。国内外のクラフトビールを提供するとともに、併設するビール醸造所「しろすずめ」で自社製品の開発を進めていた。今年1月には初の自社製品「ふたば」をたる詰めしたが、程なくして「まん延防止等重点措置」が実施されたため、店での販売を制限。「まん防」解除に合わせ、期間中に完成した自社製品第2弾「すずめラガー」、第3弾「千声(せんせい)」と共に本格販売へ挑む。

 フルーティーで複雑な風味を持つ「ふたば」に対し、「すずめラガー」は麦芽の風味を残しつつも、すっきりとした後味が特徴。「千声」は原料の一部に「ブラックモルト」と呼ばれる黒い麦芽を使っているため色が黒く、深いりのアイスコーヒーのような香りと余韻を残す。「ふたばはベルギービール、すずめラガーと千声はドイツビールを見本にしている」という。

 自社製品3種は各300ミリリットルで、価格は800円。「ふたば」はなくなり次第、商品を切り替え予定。自社製品の他にも、数種類のクラフトビールや「サッポロ黒ラベル」を用意(300ミリリットル、800円~)。「黒ラベル」はレバーを縦に引かず、横に回す「スイングカラン」で注ぐことで炭酸を飛ばし、滑らかな飲み心地を目指している。

 同社代表社員の村石哲さんは「自分が大学生の頃はまだクラフトビールの人気が低く、いつか日本人の口に合うクラフトビールを造りたいと思っていた。どんなクラフトビールを飲めばいいか分からない人は、話を聞くだけでもいいので気軽に来てもらえたら。まずはベーシックなビールを誠実に造り、いずれは県産品を使ったビールを造って香川の魅力を伝えたい」と話す。

 営業時間は16時~20時30分(土曜・日曜11時~)。木曜定休。祝日の営業はSNSで知らせる。

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