「TGC(東京ガールズコレクション) KAGAWA 2025」が5月6日、2月に開館する県立アリーナ「あなぶきアリーナ香川」(高松市サンポート)で開かれる。
地域創生を目的とし2015(平成27)年に始まった「TGC地方創生プロジェクト」。これまで北九州を皮切りに広島、富山、静岡、熊本、和歌山、愛媛で開催してきた。ファッションに加え、2022年には「LDH JAPAN」(東京都目黒区)ともコラボしダンスをはじめとするエンターテインメントや自治体のコラボレーションを行う「W TOKYO×LDH JAPAN 地方創生プロジェクト」も発足。ダンスショーだけでなく、地元高校のダンス部とのコラボプログラムやダンスのワークショップなども行う。
「Frontier(フロンティア)」をテーマに開催し、モデルとしてゆうちゃみさんや鶴嶋乃愛(のあ)さんらが参加するほか、地元学校のダンス部とコラボしたショーや、特産品や地場産業など香川県のものを生かした演出などを予定しているという。
1月21日に高松シンボルタワー(サンポート)6階の「かがわ国際会議場」で行われた会見では池田豊人香川県知事、W TOKYO地方創生管掌役員で東京ガールズコレクション実行委員の辻本優一さん、同イベントのプラチナパートナーを務めるセトラスホールディングス(磨屋町)の木下幸治社長らのほか、EXILE TETSUYAさん、今回のイベントにも参加するモデル・俳優の新川優愛さんが登壇した。
イベントについてTETSUYAさんは「SDGs項目の『3. すべての人に健康と福祉を』『4. 質の高い教育をみんなに』『17. パートナーシップで目標を達成しよう』などの項目の推進も目的としている。大きな会場で地元のダンスグループや地元学生とコラボもするので、参加者には日常ではできない体験をしてもらいたい。地元の老若男女を対象に無料で行うダンスワークショップでは時にはダンスを教え、時には自ら踊ることもある。他のアーティストの方ともコラボし、自社の壁を飛び越えた企画になった。これまで延べ約3万人と一緒に踊ってきた。香川での開催は初なので大いに盛り上げたい」と意気込む。
この日が初の香川訪問になった新川さん。香川の印象について「『うどん県』というように香川県はうどんの印象が強かったが、国際会議場の窓から見えたアリーナとその奥に見える瀬戸内海の美しさに見とれた。車で30~40分行けば山も海も楽しめる場所はなかなかなく、すてきだと思った。イベント中のケータリングには香川のものも並ぶのでご当地の味を味わえるのも楽しみ。個人的にはうどんのほかにオリーブも食べたい」とほほ笑む。
「『TGC』はファッションや音楽など最先端を届けるイベント。ファンと直接触れ合えて、笑顔を与えるとともに、自分たちもエネルギーをもらえるので楽しみな場でもある。地域開催のイベントも東京のイベントと変わらないくらい熱気がある。初めての香川での開催で今からとても待ち遠しい。香川・四国の方にも多く足を運んでもらい、ゴールデンウイークの最終日にすてきな思い出をつくってもらいたい」とも。
入場料は、指定席S=1万3,500円、指定席A=1万1,500円、スタンド席=1万円(先行販売は各500円引き)。1月25日~2月2日に香川県民を対象にした先行販売も行う。一般販売は3月8日から。