イベント「サンポート&商店街めぐろうデー」が1月25日、サンポート高松(高松市サンポート)と丸亀町壱番街前ドーム広場(丸亀町)で開かれた。
香川県立アリーナ「あなぶきアリーナ香川」(サンポート)のプレオープンイベントとして開催された同イベント。同施設前の多目的広場にキッチンカーが出店したほか、高松シンボルタワー・デックスガレリアにステージを設けた。丸亀町壱番街前ドーム広場にはスポーツ・パルクールの体験コーナーを設けた。イベントに合わせ、街中を歩きチェックポイントで写真を撮って抽選に参加できるフォトラリーを開催するとともに、サンポートエリアと商店街を回るシャトルバスも運行した。
イベントには、香川県出身で香川を中心に活動するシンガー・ソングライターのmimika(ミミカ)さんや三豊市出身のバドミントン元日本代表の桃田賢斗選手も登壇。mimikaさんのライブでは同アリーナで4月開催のスポーツイベント「みなスポ!かがわ2025」のために書き下ろした「コシっとハツラツ!ぴっぴ体操」も披露し、ステージ上で子どもたちと一緒に踊った。ライブ後にはアリーナの曲を作るワークショップを開き、イベント終盤に完成した曲を披露した。
桃田選手はデックスガレリアでアリーナやバドミントンについてトークショーを展開。その後、丸亀町壱番街前ドーム広場でバドミントンのラリー対決を行った。アリーナについて桃田選手は「高松駅のすぐ近くにあってアクセスしやすく、メイン・サブアリーナとも広くバリアフリーも配慮されていて過ごしやすく、デザインも全国的に見てもないような体育館で期待している。一度来たらみんな喜ぶ施設になっているので多くの人に足を運んでもらいたい。いつかアリーナでバドミントンのイベントも主催できれば」と話す。
桃田選手のトークショーに参加した小豆島の小学3年の八倉巻敬君は「バドミントンをプレーしている。小学1年生の時に兄弟の影響で始め、左利きであるなど、桃田選手と共通する部分もある。桃田選手が言っていたように強い選手と対戦するときは大きな声を出して自分を奮い立たせたい。高松の大会にもしばしば出ているので、アリーナでプレーするのも楽しみ」と話していた。
香川県新県立体育館整備推進課の高尾雅宏さんは「アリーナから商店街への周遊のきっかけづくりやサンポートエリア周辺への駐車の過密の回避も今回のイベントの狙い。2月・3月にもアリーナオープン記念イベントを開くが、商店街で使えるクーポンなども配布しパークアンドライドでまちを周遊できる動線を作りたい。今後もさまざまな取り組みや企画を通してアリーナとまちとの連携の形を見つけられれば」と話す。