食べる 見る・遊ぶ 暮らす・働く

ことでん林道駅が「はなまるうどん駅」に 1号店最寄り、特別車両も

(左から)香川県のご当地キャラクター「うどん脳」、日本うどん協会代表理事・山下義高さん、「はなまる」の前田良博社長、香川出身の俳優・大里菜桜さん、琴平電気鉄道の河田悦夫常務

(左から)香川県のご当地キャラクター「うどん脳」、日本うどん協会代表理事・山下義高さん、「はなまる」の前田良博社長、香川出身の俳優・大里菜桜さん、琴平電気鉄道の河田悦夫常務

  • 0

  •  

 うどんチェーン店「はなまる」(高松市田町)が2月25日、ことでん長尾線・林道駅の副駅名を「はなまるうどん駅」にすると発表した。

林道駅に立てられた「はなまるうどん駅」の駅名板と「うどん脳」

[広告]

 同社は創業25年目を機に今年1月、本社を東京から高松に移転するとともに「おいでまい!さぬきプロジェクト」の始動を発表した。同駅は、2000(平成12)年5月にオープンした1号店「木太店」(木太町)の最寄り駅。1年間、副駅名に「はなまるうどん駅」と記載された駅名板を掲出するほか、同線を走る9両のうち1両のヘッドマークに会社のロゴを付けた車両を運行。特定の席に座ることで車両の窓に貼ったうどん鉢ステッカーと駅のうどんパネルが重なり、麺を箸で持ち上げているように見える仕掛けも用意する。

 同日開かれた発表会では、創業時に提供していた「カレーかま玉」(小680円~)を同店で復刻提供することや、今年3月から香川県内の14店全店で香川県産小麦「さぬきのゆめ2019」をブレンドしたうどんの提供を始めること、香川県内の木太店・多肥店(多肥下町)・田町店(田町)・兵庫町店(兵庫町)・三条店(三条町)の5店をそれぞれ「現在」「未来」「時間」「ぼん悩」「探求」のテーマに沿って改装し営業形態も変えることなどが発表された。

 同社の前田良博社長は2000(平成12)年夏から1年間、木太店の店長を務めていた。カレーかま玉も店長時代に賄いで作っていたものをメニューにしたという。副駅名になったことについて「ことでんは香川県民の移動手段として大事な役割を担っている。当社も香川の方々に愛される、なくてはならない店になりたい。電車の仕掛けもあるので興味を持ち利用する人が増え、当店だけでなく他の讃岐うどん店にも足を運ぶ人が増えれば」と話す。

 「おいでまい!さぬきプロジェクト」について、「東京は多くの人と情報が集まる場所。東京と香川を行き来しながら香川の良いものを多くの人に発信したい。全国均一のサービスやクオリティーが良いと思っていたが、讃岐うどん店もそれぞれの良さがある。テーマごとの店舗改装も店それぞれの特色を出したいと思い取り組むことにした。今回のプロジェクトでは失われた名店の味復刻プロジェクトも用意しているが、実際にスタッフが香川県の店に入り、味やオペレーションなどを学んだ上で作る。『日本うどん協会』や『本場讃岐うどん協同組合』『麺通団』など讃岐うどんの保存や普及活動を行う団体とも連携していく」とも。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース