
バンド「サザンオールスターズ」のアリーナツアー「THANK YOU SO MUCH!!」香川公演が3月1日・2日、あなぶきアリーナ香川(高松市サンポート)で開かれた。
同館のこけら落としとなる公演には各日7000人、延べ1万4000人が来場した。初日は13時の物販開始前からサブアリーナ前に長蛇の列ができた。
周辺施設も公演に合わせた取り組みを行った。高松シンボルタワーに併設する商業施設「マリタイムプラザ」や高松駅ビル「タカマツオルネ」では同バンドの音楽が流れ、バンドやファンを歓迎するポップを掲出する店舗もあった。周辺施設にはTシャツやマフラータオルなどのグッズを身に着けたファンの姿が見られた。タカマツオルネ館長の原田宏樹さんは「入館者数は平時の週末の2、3割増し。コンサートに合わせて通常閉館している20時以降も営業したがその時間にも来客があった」と話す。
アンコールも含めて2時間30分のコンサート。「中学時代に『真夏の果実』を聞いて以来ファン」という高松在住の濱田健介さんは「こけら落とし公演ということもあり会場全体の雰囲気が良くメンバー登場時の会場の盛り上がりはすさまじいものだった。セットリストも懐かしい曲からニューアルバムの新曲、定番の盛り上がりの曲などが入っていた。今回楽しみにしていた曲やめったに演奏しない曲も聞けてうれしい。スタートからダンサーが入っての後半ステージ、アンコールとあっという間の時間だった。最後に桑田佳祐さんが言った『また来るからな』の言葉を楽しみに次回を待ちたい」と振り返る。
「讃岐弁を交えて香川を歌う替え歌や歌詞の一部を『高松』に変えた歌も披露する場面やバックモニターに香川の観光地が映る場面もあった」とも。