高松市中央商店街の複数の会場をステージとする音楽イベント「サヌキロックコロシアム」が3月15日・16日の2日間、開催される。

「地下ステージ」の様子

　「街とラジオと音楽と」をキャッチフレーズに2010（平成22）年、FM香川とDUKEの共催で始まった同イベント。まんのう公園（まんのう町）で夏場に開催される野外音楽イベント「MONSTER baSH（モンスターバッシュ）」への登竜門的イベントにも位置付けられ、県内のバンドだけでなく、メジャーシーンで活動するアーティストも多く出演する。ライブスペースだけでなく、商店街の店主もトークステージやラジオ番組、CMに出演するなど、商店街側も積極的に盛り上げに加わり、コラボポスターを制作したり、コラボメニューを提供したりするなど、街を挙げた音楽イベントになっている。

　今回は122組が出演。初回から出演する「四星球」をはじめ、「アスパラ王子」として活動する大森翔太さん、高校生ギタリストとして活動する馬場美夕さん、パンク・ロックバンド「古墳シスターズ」など香川にゆかりのあるアーティストのほか、「LONGMAN」「シャイトープ」「Conton Candy」「Hump Back」「ポルカドットスティングレイ」などさまざまなアーティストが出演する。

　会場はライブハウス「フェストハレ」「オリーブホール」「高松DiME」「高松MONSTER」「TOONICE」「SUMUS Cafe」に加えて商店街の店舗でもライブを開くほか、6年ぶりに瓦町駅地下広場にもステージを設ける。

　「高松の商店街が音楽に染まる一年に一度のお祭り。商店街の各店によるコラボメニュー販売やアーティストの店内での弾き語りライブもあるのでチケットを持っていない人も、商店街のお祭りムードを楽しんでもらえれば」とFM香川の鍛治匠さん。瓦町駅地下ステージの復活については「『地下に出たい』という人もいて、アーティストにとっても特別なステージだったが、コロナ禍を理由に開催ができていなかった。初めての当イベント出演が地下ステージで、そこから一番大きな『フェストハレ』へと上り詰めたバンドもいる。今回、大阪の音楽専門学校『ESP』の協力もあり、6年ぶりに復活させることができた。2日目の地下ステージ大トリはサヌキロックの発起人で初回から出演の「四星球」が務める。今回はどんな伝説が生まれるのか、主催である我々も楽しみ」と期待を寄せる。

　開催時間は両日11時30分～。1日通し券の価格は5,800円（瓦町駅地下広場とトークショー、店内ライブは観覧無料）。