
高松出身の画家・松山真理さんの個展が現在、かまどホール(坂出市)2階ギャラリーで開かれている。
光をテーマにした絵画を描く松山さん。会場には作品40点を並べ、販売も行う。青を使い「記憶の中の光」をテーマにした新作も並ぶ。
初日の7月5日にはライブペイントを行った。香川県内でジャズピアニストとして活動する梅田玲奈さんの演奏に合わせて描いた。初めはキャンパスをピンク色に塗っていき、その後青色を塗り、時折上から絵筆で絵の具を散らす場面もあった。ライブペインティングを終えて松山さんは「梅田さんとは今大事にしていることを共有し、後はその時に感じたことなどから即興で描いた。最初は昔見た風景や歩いた道など懐かしい景色を思い出すようなピアノの旋律だったので、温かさを感じるようなピンク色で描き始めた。途中寂しい音が入ってきたと感じたので、人間の痛みや悲しみ、感情の深い部分をイメージして青色で上から塗っていった。最終的には海底にいて深く暗いところから明るい方へ見上げているようなイメージで描いた」と話す。
展示について「日常の中に見えるさまざまな表情の光を描いている。作品を見て自分の内面と対話したり、ささいだけれど人生において大切なものを見つけたりするきっかけになれば」とも。
開館時間は10時~17時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入場料は300円(70歳以上、高校生以下無料)。今月27日まで。7月19日は14時からギャラリートークを行う。