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高松・宇佐八幡宮で夏越しの祭り 映像やちょうちんの光が夜彩る

境内に置かれた茅(ち)の輪をくぐる親子

境内に置かれた茅(ち)の輪をくぐる親子

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 「夏越(なご)しのお祭り」が7月12日、高松・宇佐八幡宮(高松市香西本町)で開かれた。

白峯神社で行われたプロジェクションマッピング 竜や怨霊となった崇徳天皇が登場した

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 境内前にキッチンカーなどが出店。高松市円座地区に伝わる県指定有形・無形民俗文化財の人形浄瑠璃「香翠座(こうすいざ)デコ芝居」が奉納上演された。

 同神社に合祀(ごうし)されている白峯(しらみね)神社では祭っている崇徳天皇の人生を描くプロジェクションマッピングを投影。怨霊として恐れられた崇徳天皇が祭られるまでの様子を社に張り巡らした幕に映し出した映像や人物による演技、泉川時宮司の祝詞などで表した。

 香川の伝統工芸品「讃岐ちょうちん」を使った企画も用意。讃岐ちょうちんを使ったワークショップなどを行う香川大学経済学部の学生チャレンジプロジェクト「TERASU」と早稲田大学、地元笠居郷の小中学校と連携しちょうちんを制作した。今年は同神社境内だけでなく、笠居郷各所にも讃岐ちょうちんを並べたほか、ちょうちんを持って同神社や周辺のスポットを回り、スタンプを押して作品を完成させるスタンプラリーも行った。

 祭りを終え、泉川宮司は「地元の方々はもちろん、学生や若い世代との協働によって、地域の文化が新しい形で息づいていくことを実感する祭りとなった」と振り返る。

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